「もう無理…」「限界かも…」
そんな風に思いながら出勤していた時期がありました。
朝は「今日も何事もなく終わりますように」と願い、夜勤前は「急変がありませんように」と祈る。
そんな毎日に疲れ果てて、「転職したらラクになるかな?」って思ったんです。
でも、実際に転職を繰り返して気づいたのは…
場所を変えるだけじゃ解決しないこともあるってこと。
今日は、そんな私が自分に合った働き方を見つけるまでの話をしようと思います。
もし今、あなたが「もう限界…」と感じているなら、このお話が少しでもヒントになれば嬉しいです。
転職すればラクになる?
最初に選んだのは、慢性期の精神科の個人病院。
「ここなら身体的にはラクかも」と期待していました。実際、夜勤も落ち着いていて、体力的にはだいぶ楽に。
でも、ふと感じたんです。
「このままずっとここで働き続けるのかな?」
どこか心の中で物足りなさや焦りのような気持ちが消えませんでした。
さらに転職、でも…?
次に選んだのは、整形外科専門の病院。
「もっとやりがいを感じられるかも!」と希望を持って働き始めました。
だけど、そこには別の壁が…。
人間関係がギスギスしていて、まさに女の闘いのような職場。
噂話、派閥争い、ピリピリした空気…。仕事そのものよりも、周りの人間関係に疲れてしまって。
「また失敗しちゃったのかな…」
そんな風に感じる日々が続きました。
もう一度、自分と向き合う
「私が本当にやりたいことは何だろう?」
「どんな働き方が、自分に合っているんだろう?」
その答えを探すため、私は再び別の大学病院に戻ることを決意しました。
「まだ20代だし、もう一度しっかり勉強し直そう。」
そんな気持ちで、心機一転。
新卒の頃のような忙しさはなかったけれど、個人病院から来た私には、業務以外の雑用や面倒な仕事も回ってきて…
気づけば、心も体もまた疲弊していました。
さらに、整形外科の医師たちの態度もキツくて、毎日ストレスが溜まるばかり。
「やっぱりまた失敗しちゃったのかな…」そんな思いが心を支配していきました。
どこに行っても同じなのかな
転職を繰り返しても満たされない自分に、結局どこにいても一緒なのかな…と感じ始めていました。
もちろんすべてがパーフェクトなんて無理なことは頭ではわかってるつもりでしたが…
なんとか耐えながら、数年経過して、ある人が教えてくれたんです。
「生理不順だし、ホルモンバランス崩れているだろうし、体のためにも、夜勤のない、クリニックとか、夜勤のない職場を考えてみたら?」
独身だし役職もないし、夜勤のある病院しか頭になかったので…それもいいのかなって…でも給料下がるの嫌だななんて思ったり…
自分に合った働き方を探して
そのアドバイスをきっかけに、私は外来への異動希望か退職を上司に相談しました。
すると、ありがたいことに、上司はこう言ってくれました。
「日勤だけでもいいから、ここの病棟に残ってほしい」
そんな風に言ってもらえありがたかったですが…正直に言うと迷いもありました。
「私だけ優遇されると、周りから不満が出るかも…」
そう考えて、結局その提案はお断りしました。
でも、上司は私の状況を理解してくれて、最終的に夜勤のない透析部門への異動が決まりました。
そこでは残業はあるものの、基本的に夜勤はなし。
遅寝がや昼寝ができないし、朝は得意じゃないけど、心も体も楽になったように思います。
働き方を見直すことで、心もラクに
この経験から気づいたことがあります。
「転職だけじゃなくて、働き方そのものを見直すことも大切なんだ。」
私が選んだのは・・・
✔ 夜勤なしの部署への異動
✔ 自分の体調に合った働き方を選ぶ
✔ 無理をしない環境で働く
それだけで、あれほど「もう無理!」と思っていた仕事が少しずつ自分に合ったものに変わっていったんです。
ちょうどいい働き方がきっとある
もし今、「もう限界かも…」と思っているなら、「転職」だけが答えじゃないかもしれません。
- 働く部署を変える
- 夜勤を減らす
- 自分の体調に合った働き方を探す
もちろん、異動ができるかどうかは上司の考え方や職場の体制にもよると思います。すべての職場で希望が通るわけではないかもしれませんが、まずは相談してみることも大切だと思います。
私自身、勇気を出して上司に話したことで、新たな選択肢を見つけられました。
ほんの少し視点を変えるだけで、今より心がラクになることもあります。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたも自分に合った「ちょうどいい働き方」を見つけられますように。
では、今日はこの辺で…!(^^)!